平屋の注文住宅のメリット・デメリットとは?増えているって本当?

公開日:2026/05/15 最終更新日:2026/06/02
平屋住宅

近年、生活動線の良さや家族とのつながりを感じやすいことから、平屋の注文住宅への注目が高まっています。一方で、初めて平屋を検討する中で、必要な広さや建築費用などに不安を感じる方も少なくありません。本記事では、平屋づくりを考える際に知っておきたい基礎知識をはじめ、メリット・デメリットや費用を抑える工夫を紹介します。

平屋の注文住宅は年々人気を増している

近年、平屋の注文住宅の人気は年々高まっています。国土交通省の建築着工統計調査を基にしたデータによると、木造の居住専用住宅における平屋の割合は、2023年には約15%に達しました。2013年時点では約7%だったため、この10年間で平屋率は2倍以上に増加していることが分かります

また、平屋の着工数自体も増加傾向にあり、2013年は3万1,918棟だったのに対し、2023年は5万2,090棟まで伸びています。一方で、新築住宅全体の着工数は減少傾向にあるため、その中でも平屋への需要が高まっている点が特徴です。

平屋の注文住宅のメリット・デメリット

平屋の注文住宅は、ワンフロアで暮らせる快適さから幅広い世代に人気があります。しかし、暮らしやすさだけでなく、土地や費用、防犯面など注意すべき点もあるため、メリット・デメリットの両方を理解したうえで検討することが重要です。

メリット1:バリアフリーで暮らしやすい

平屋最大の魅力は、階段のないバリアフリーな生活を送れる点です。移動がしやすく、小さな子どもがいる家庭や高齢者にも安心感があります。将来的に年齢を重ねても住み続けやすいため、長く快適に暮らせる住まいとして選ばれています。

メリット2:家事や生活動線を効率化しやすい

ワンフロアにすべての部屋をまとめられるため、移動距離を短くできるのも平屋のメリットです。洗濯や掃除などの家事が効率化しやすく、日常生活の負担軽減にもつながります。家族とのコミュニケーションが取りやすい点も魅力のひとつです。

メリット3:メンテナンス費用を抑えやすい

2階建てに比べて建物の高さが低いため、外壁や屋根のメンテナンス時に大掛かりな足場が必要になりにくく、維持管理費を抑えやすい傾向があります。将来的なランニングコストを考える際にもメリットといえるでしょう。

メリット4:間取りの自由度が高い

平屋は屋根形状を活かした設計がしやすく、勾配天井やロフトなどを取り入れやすいのも特徴です。開放感のある空間づくりがしやすく、おしゃれなデザイン住宅にも向いています。

メリット5:耐震性を高めやすい

平屋は2階部分の重量がないため、建物全体の重心が低くなります。そのため構造的に安定しやすく、地震に強い住宅としても注目されています。耐震性を重視した家づくりをしたい方にも適しています。

デメリット1:広い敷地が必要になりやすい

平屋はすべての部屋をワンフロアに配置するため、2階建てより広い土地が必要になるケースがあります。そのため、土地取得費用が高くなりやすい点は注意が必要です。

デメリット2:建築コストが高くなる場合がある

同じ延床面積で比較すると、平屋は基礎や屋根の面積が広くなるため、2階建てより坪単価が高くなる傾向があります。土地代と合わせて総費用が増える可能性もあり、住宅ローンの負担が大きくなるケースも考えられます。

デメリット3:水害時の避難に注意が必要

平屋には上階がないため、洪水や浸水などの災害時に建物内で上へ避難することができません。土地選びの段階でハザードマップを確認するなど、水害対策を意識することが大切です

デメリット4:防犯やプライバシー対策が必要

すべての部屋がワンフロアにある平屋は、外からの視線が入りやすく、防犯対策も重要になります。窓の配置やフェンス、植栽などを工夫しながら、プライバシーを確保できる設計を考える必要があります。

平屋の注文住宅の費用を抑えるには

平屋の注文住宅は人気が高まっている一方で、土地面積や建築コストが増えやすい傾向があります。そのため、予算内で理想の住まいを実現するには、本体価格を抑える工夫を取り入れることが大切です。間取りやデザインを工夫することで、快適性を保ちながらコストダウンを目指すことができます。

坪数を減らしてコストダウン

建築費を抑えるうえで効果的なのが、延床面積をコンパクトにする方法です。例えば、廊下をできるだけ減らし、LDKを中心とした効率的な間取りにすることで、無駄なスペースを削減できます。また、収納不足を補うために小屋裏収納を活用すれば、居住スペースを広げすぎずに収納力を確保できます。

シンプルな間取りやデザインを選ぶ

複雑な形状の建物や装飾の多いデザインは、施工費用が高くなる原因になります。そのため、モダンテイストのようなシンプルなデザインを選ぶことで、建築コストを抑えやすくなります。シンプルな住宅は見た目がすっきりするだけでなく、メンテナンスしやすい点もメリットです。

不要なオプションを増やしすぎない

注文住宅では設備や仕様のオプションが豊富に用意されていますが、追加しすぎると予算オーバーにつながる可能性があります。本当に必要な設備を見極めながら選ぶことで、コストを抑えつつ満足度の高い家づくりがしやすくなります

まとめ

平屋の注文住宅は、ワンフロアならではの暮らしやすさや家事動線の良さ、将来を見据えたバリアフリー性など、多くの魅力を持つ住まいです。近年は人気が高まり、若い世代からシニア世代まで幅広く選ばれるようになっています。一方で、土地の広さや建築コスト、防犯対策など事前に知っておきたい注意点もあります。しかし、間取りやデザインを工夫することで、コストを抑えながら理想の住まいを実現することも可能です。メリット・デメリットをしっかり理解し、自分たちのライフスタイルに合った平屋づくりを目指してみてはいかがでしょうか。

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イメージ引用元:https://www.kenkoh-jutaku.co.jp/引用元:https://www.yuyuhome.co.jp/引用元:https://www.ichijo.co.jp/guide/list/?pref=40引用元:https://www.ai-koumuten.co.jp/exhibition-area/fukuoka/引用元:https://tohohome.jp/
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