HEAT20とは?ZEHとの違いやメリットを詳しく紹介

公開日:2025/05/08
?

家を建てようと思った際に気になるポイントとして、断熱性や省エネ性が挙げられます。日本は、夏は暑く冬は寒い気候のため、冷暖房費がかかります。しかし、高い断熱性のある家であれば冷暖房の使用を最低限に抑えられるため、今後のエネルギー源高騰にも備えられるでしょう。今回は、家づくりの評価基準であるHEAT20について紹介します。

HEAT20について

HEAT20という指標を聞いたことはあるでしょうか。

比較的新しく定められた基準のため、家づくりを考えている人で知らないという場合も多いかもしれません。そこで、HEAT20とはどのようなものか、基本情報について以下で解説します。

HEAT20とは

HEAT20とは、一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会((Society of Hyper- Enhanced insulationand Advanced Technology houses for the next 20 years)の略称です。

環境にやさしい・安心安全・高品質な住宅・建築を目指しています。居住空間の温熱環境・エネルギー性能、建築耐久性の観点より外皮技術をはじめ、設計・技術に関する調査や研究・技術開発、普及や定着を目指し発足されました。HEAT20は日本の気候に適した断熱性能の基準値を定め、グレードで評価します。

ZEHとの違い

HEAT20は、ZEHよりも厳しい断熱性の基準が設けられています。

HEAT20が提唱する健康的で快適な住まい実現には、建築、設備、省エネといった要素がバランスよく必要になります。ZEHは国が定めたもので、断熱性の高い家づくりや省エネ性の高い設備の導入により、一次エネルギーの消費量収支ゼロが目標です。

ZEHは創エネ設備があるか、省エネ性の高い設備を設置しているかなど複合的な基準がありますが、HEAT20は目指す断熱性を地域ごとに定めています。

HEAT20の断熱基準

「家を建てる際には断熱性が重要である」と考える人は多いでしょう。

しかし、具体的な基準まで把握している人は少ないのではないでしょうか。以下では、代表的な断熱基準について解説します。

断熱基準とは?

断熱とは熱が建物の外から内へ、内から外へ熱が移動するのを減らすことです。

断熱性が低い建物は外気の影響を受けやすく、快適に過ごすためには冷暖房費が多くかかります。断熱性能はさまざまな指標で表すため、どのような指標なのか知っておくことが大切です。

まずは、外皮性能についてです。屋根、壁、床、窓、ドアなど住宅の内部、外部の境界部分を外皮と建築用語でいいます。外皮性能が高い家は暑さ、寒さ、雨、風などを防ぐ性能が高く、断熱性の高さにもつながります。

次に、UA値は住宅全体の断熱性能の指標です。外皮を伝わり内から外に逃げる熱量を表しており、UA値が低いほど内から外に熱が逃げづらく、断熱性が高いといえます。

HEAT20の基準とは

HEAT20は、日本は地域ごとに気温が大きく異なることを踏まえて、8つの地域区分ごとにグレードを設けています。

グレードは3つにわけられており、数字が大きい方が高水準です。G1、G2、G3があり、G3になるとZEHの2倍以上の断熱性能です。

HEAT20を導入するメリット

ここからは、HEAT20を導入する際のメリットを紹介します。

断熱性の高い家づくりがしたい人は、ぜひ参考にしてください。

節約につがなる

HEAT20の基準をクリアした住宅は断熱性に優れているため、最低限の冷暖房でも快適に過ごせます。

さらに、今後のエネルギー源高騰に備えた家づくりも可能です。断熱性の高い家は初期費用が高くなりがちんあおで、補助金を活用したり、費用をかけるところ・かけないところをはっきりさせるなど工夫をするとよいでしょう。

間取りの幅が広がる

これまでの家づくりでは、大空間を実現するために、断熱性をあきらめておしゃれな空間を作るというケースがありました。

しかし、HEAT20の基準をクリアした家は吹き抜けや大空間などでも断熱性が高いため、開放的なデザインや間取りでも快適な室温で過ごせます。

健康的に過ごせる

家の中で温度差があると、ヒートショックのリスクが高まります。

しかし、HEAT20の住宅であれば、室温差、低温などが引き起こす健康被害を減らせます。小さな子どもや高齢者がいる家庭でも、安心して過ごせることでしょう。

家の長寿命化につながる

HEAT20の基準をクリアした住宅は、結露が発生しにくいです。

そのため、カビの発生、木材の腐食のリスクを減らせます。

まとめ

家づくりを考える上で重要なポイントの1つに、断熱性能があります。その中でも注目されているのが、HEAT20という新しい基準です。HEAT20は、日本の気候や地域ごとの特性を考慮し、高い断熱性を実現するために設けられた評価基準です。この基準においては、ZEHよりもさらに厳しい断熱性能を求められます。グレードはG1〜G3まであり、G3はZEHの2倍以上の断熱性能を誇ります。この基準を満たすことで、冷暖房費の節約、開放的な間取りの実現、ヒートショックの予防、さらには家の長寿命化といった多くのメリットが得られるでしょう。快適で省エネ、そして健康にも配慮された住まいを目指すなら、HEAT20の基準を取り入れた家づくりがおすすめです。

tablepressアイコン 【福岡県】おすすめの注文住宅メーカー比較表

イメージ引用元:https://www.kenkoh-jutaku.co.jp/引用元:https://www.yuyuhome.co.jp/引用元:https://www.ichijo.co.jp/guide/list/?pref=40引用元:https://www.ai-koumuten.co.jp/exhibition-area/fukuoka/引用元:https://tohohome.jp/
会社名健康住宅悠悠ホーム一条工務店アイ工務店東宝ホーム
特徴ハウス・オブ・ザ・イヤー大賞を2度受賞!省エネ&耐震に優れた高性能住宅健康と快適を支える独自技術が光る、地域密着型の自由設計住宅実験と開発に裏打ちされた高性能住宅を高コスパで提供!標準化でどの家も高コスパ地元密着で一生涯寄り添う安心と高品質な自由設計の家づくり湿気と結露を防ぎ快適が続く家づくり。高断熱・高通気の住まい設計
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら

テキストコンテンツアイコン おすすめ関連記事